「ところで、どこに行くの?」 「着いてからのお楽しみだ。」 「ふふっ。楽しみ。」 車内にはHARUのリズムのいい曲が流れていた 浩一は普段、洋楽しか聞かないが晶に合わせて晶が最近気に入っているHARUのCDをかけてくれている そんな小さな気遣いが嬉しかった こうして丸一日デートをするのはいつぶりだろうかと晶は考えていた