浩一は立ち止まり息を整えた




暗闇で時折鳥の叫ぶ様な泣き声と木々の葉が風に揺れる音がする



浩一は瞳を閉じ、その在り処を探した




暫く周囲を視ると一点で止まる



「そこか。」



浩一はまたゆっくりと歩き出す