同時刻 晶と浩一は今にも朽ち果てそうな500メートル程のとある小さな沼の前にいた 水辺の中まで木々が生い茂っていた 周囲は山々に囲まれており、この沼の周りにも鬱蒼と木々が生い茂っていた ここまでの道すらない為、普通の人がこの沼にたどり着くのは至難の技だ 「千年前とは変わったな。」 「ええ。こんなに小さくなったのね。」 昔は…千年前はこの10倍程の大きな湖だったのに…