「ユリちゃん!!やったね!超嬉しい!!」


私は心から祝福した。


ユリちゃん本人はまだ信じられない様子。


「早く!ハル君に報告しなきゃ!」

「・・・あ・・・うん・・・そうだね・・・」


驚いた様子のまま電話をかけるユリちゃん。

ハル君に報告したところ・・・




『マジでぇえええええ!!・・・*☆#&%・♪@※!?!?』



ハル君の驚きようは電話越しでも聞こえるくらい。

ユリちゃんの顔も自然と緩んでいった。





次の日からユリちゃんは大忙し。



予想してたことだけど。


私はユリちゃんの隣にいられるのが誇らしい半面、自分がみじめに思えることもあった。






こうして春はあっという間に過ぎて行った。