「あぁ」



え・・・・

こんなの・・・



先生は笑いもせず、真面目な顔で答えた。

本気?



私はいろいろな思いを抑え込んだ。




「でもホントに大丈夫?真っ赤だよ?」

「ホンマに?・・・マジしんどいわぁ~」

「なんで?風邪で?」

「いや、違うけど・・・」




私はこれ以上詮索できなかった。

やっぱり恐い。

なんで?なんで泣いたことを正直に言うの?

私に関係があるから?私のせい?

なんでしんどいの?



私は腫れぼったい先生の顔をそれ以上見れなかった。




そうしていると、先生が口を開いた。


「あのさぁ・・・」