「よろしくお願いしま~す」

そういってティッシュを差し出してきた人は女の人だった。

彼女の細い指が寒さで真っ赤になっていた。


私は彼女をガン見する。

友達って・・・女だったの!?



綺麗な金髪に濃い化粧。

先生のタイプとはかけ離れた人だった。


彼女・・・なのかな?いや、でもタイプ違うし・・・ホントに友達?



不安が消えないまま、私は帰路に着いた。




彼女・・・友達・・・彼女・・・友達・・・・?


恋する乙女に悩みは尽きない。