先生は19歳

「じゃあ俺、行くから」


そう言って先生は立ち上がった。


「あっ!待って!」


「ん?」






私は結果はわかっていながら、もう一度聞いてみた。



「メアドは・・・だめ・・・?」

「あ〜・・・やっぱごめん」


先生は少し考えたけれど、やはり結果は同じだった。


「ヤダ」


「ん?」


「ヤダヤダ!だってうちの大学広いし、学部も学年も違うし、もう会えないかもしんないじゃん!」

「・・・」


「会えなくなるのが一番怖いの・・・」