「なぁ、クリスマスはさ、受験勉強を一休みにしてどっか行かねぇ?」



俊が目を輝かせて言ってきた。


(ちなみに俊って北村君のことね♪)



「行く行く~!」

「じゃあさ、俺決めていい?」

「お任せします!」

「楽しみにしとけよ~」




俊と過ごす日々に、私は安らぎを見出していた。


これでよかったんだ。私の選択は間違ってなかった。


そう思うことで心が落ち着いた。