「アオくん、ボタンつけてあげる。」 「ん?…ああ、いいよ。別に。」 「ううん。きっと困るよ。今から被服室行くし、丁度いいよ。」 アオくんは私の押しにやっと頷いてくれた。 良かった。私とアオくんは並んで歩き出す。