私がほっとしていると、ふっと体が宙に浮いた。 「……え。」 若王子さんが私をお姫様抱っこしてるんだ。 周りの目も気にせず、若王子さんは私をどこかに運んで行く。 「ちょっ…若王子先輩!」 私の制止も無視して、若王子さんは放送室に入った。