今日から私はお姫様

若王子さんは慌てて私の頬に触れ、心配そうに謝ってきた。

「奈緒!ごめん、大丈夫か?」

「ああ、えっと…大丈夫です…。」

本当はすごく痛い。女の子にも容赦なくこんな力で叩くの?

これが彩華さんに当たってたと思うと…。

うん、私が叩かれた方が数倍マシだよね。