若王子さんは彩華さんの方を向いて、手を振り上げた。 やばい、叩く! そう思うと体が勝手に反応して、私は彩華さんの前に立ちはだかっていた。 そのまま若王子さんに叩かれてしまい、頬を押さえた。 痛い、なんで今日はこんな災難なの?