今日から私はお姫様

うう…彩華さんの手前変なことは言えないし…かと言ってはぐらかすことも出来ないだろうなあ。

私はなるべくオブラートに包んで話すよう努めた。

「いや、いじめなんて大層なものじゃないですよ。

えっと…上靴なくなってたり…ゴミ投げ付けられたり…。あとは呼び出されて罵倒されて、体育倉庫に閉じ込められたり…。それだけですよー。」

私は努めて軽く言ったつもりだったけど、若王子さんは目を見開いて驚いてた。

あれっ、私も墓穴掘った?