若王子さんは背が高いから、私は一生懸命背伸びをすることになって辛かったんだけど、それでも必死に耳をふさいだ。 「…奈緒?」 若王子さんが怪訝とした様子で私を見てる。 当然だ。突然耳をふさがれたんだもん。 私は若王子さんの耳から手を離し、激しい口調で言った。