今日から私はお姫様

アオくんはそう言うと、もう氷しか入ってないコップに口をつけた。

ガリガリと氷を噛み砕く音が聞こえる。

「…って、なんでデート?」

「昨日の話…聞いてたのか?」

呆れ半分に言うアオくんの顔を見て、私は本当に聞きたかったことを思い出した。