アオくんは口から血を流してたけど、意識はあるようで若王子さんを睨み付けていた。 「奈緒、どうしてこんな…。」 「若王子先輩は間違ってます! アオくんは…アオくんは、私のためなんかに殴られていい存在じゃない。」 「奈緒…。」 「それは違うよ、奈緒。」