楓ちゃんはなぜかニヤニヤしながら帰ってしまい、被服室には私達二人。

アオくんは私がお礼を言うと、小さく頷いた。
だけどどこか嫌そうな表情。

「…やっぱり、意味なかったよな。」

うう、そのこと…。