「…この方法ダメだと思うけどさ、何もしないよりましか、と思って。」 「…アオくん…ありがとう…!」 私が礼を言ったその時、今度こそ若王子さんが私の元にやってきた。 若王子さんはちらっとアオくんを睨み付けた後、私の腕を掴んで連れて行こうとする。