ザッザッ……
 
砂煙を身に纏うようにして、そいつは現われた。
 
「ふーん……君たちが一号機を倒したんだ?」
 
巨大な斧を背負った緑色の髪をした男。
 
腕の太さや筋肉質なところは慶次にも引けを取らない感じだ。
 
目には眼帯。
 
隻眼の戦士が目の前に現われた。
 
ただ一つ言えるのは――
 
コイツも敵であるということだ。