「一緒ですわよ・・・ほら」



 そういってミコトが部屋の中心に書かれた魔方陣の上を指差すと、そこには姉の真樹だけではなく、比呂の両親も一緒にいた。



 「お姉ちゃん!!!おとうさんも、お母さんも一緒にいたの?」



 比呂が彼らに駆け寄ると、彼らは嬉しそうに微笑み頷いた。



 「比呂、一緒にいこうね」



 「うん!」



 そう言って、一家は魔方陣に現れた光の道を登っていこうとした。