俺様、先生、執事、幼なじみ、不良、ヤンキー、モヤシ様。

部屋の中に通し、俺は早速、モヤシ茶を淹れた。


俺以外が飲むのは初めてで、少し緊張気味。


モヤカップから熱い湯気が、ユラユラと天井へ昇る。


2人分のモヤカップを運ぶ手が、ぷるぷる…。


「すいません、お待たせしました。どうぞ。…あれ?」



チャブ台の近辺に座って待っていたはずの謎の女が居ない。


なるべく、急いで作ってたつもりなのに…。


逃げられた?


モヤカップを二つチャブ台の上に、そっと優しく置くと、深い溜め息がこぼれた。


依頼が、お金が…。


と、へこんでいたその時。