「まぢ、ありえねぇ。」
「なにがよ!!悠斗が悪いんじゃん!!」
「俺が何したんだよ!!」

放課後、いつもどうり仲野さんの車に行って、それからずっと言い合ってる、あたし達。

「いつまで言い合ってんのよ。」
「「だって、こいつが!!」」
「似た者同士仲良くしなさいよ。」
「「似てない!!」」

なぜ、ハモる?

「はぁ。もう、いいや。早くメイクしてください」
「人に頼む態度か?それ。」
「いいから、はやく!!」

ったく…。ムカつく!!なんで嫌み言うときまで無表情!?なのに…

「ほら、出来たよ。」
「うん。」

何度も言うけど…メイクの腕はやっぱり一流。

「そういえば、あの…優花ちゃん?と遊ぶ日だけど、明後日だから。」
「はーい。明後日ね。明後日。明後日…?明後日!?え、明後日!?」
「明後日、明後日うるせーよ!!」

明後日って。はや…。

「大丈夫ですかね?」
「大丈夫よ。なんとかなるわ。」
「だから、俺のメイクが…」
「わかったってば!!」

その日も、仕事はちゃんとこなした。そして、家に帰る

明日は学校が休みだから、1日中仕事か。
休みでも悠斗と会うんだな。嫌なような…嬉しいような…。