カフェに着くと、二宮くんの姿が見えた。
制服姿以外の彼を見るのは初めてで…。
一瞬、ドキッとしてしまった。
「ゴメン…待った?」
私はそう言いながら二宮くんの向かいに座る。
「俺もさっき来たとこ」
二宮くんがクスリと笑う。
店員さんが注文を聞きに来る。
私はカフェオレを注文した。
二宮くんも注文はまだみたいで、コーヒーを注文した。
「急に呼び出してゴメンね」
「ううん…暇だったから…。何か用だった?」
「用事以外で呼び出したらダメだった?」
「えっ…」
私は彼の顔を見た。
それと同時に注文したコーヒーとカフェオレが来た。
二宮くんはブラックでコーヒーを飲む。
その姿が凄く大人に見える。
私はカフェオレに角砂糖を2個入れてスプーンでかき混ぜた。



