屋上のドアの前まで来た。


ドアが半分開いていて、先生と二宮くんが向き合ってる姿が見える。


日誌を渡さなきゃと思うけど、体が動かない。


いや…今、私が出て行ったらいけないように思った。


先生も二宮くんも真剣な顔をしてたから…。
たぶん二宮くんが先生を呼び出したんだろう…。


お姉さんの事と関係があるのかもしれない。


私は2人から見えない位置に立って2人を見ていた。