「ねーちゃんとアイツは同じ大学で…アイツから告って付き合うようになったみたいなんだ…」
先生から告るなんて意外だな…。
「ある時、ねーちゃんがアイツのマンションに行ったら…知らない女とベッドにいたみたいなんだ…」
二宮くんはそう言うと唇をギュッと噛み締めた。
「…それで…?」
私は恐る恐る二宮くんに聞いてみる。
「アイツ…ねーちゃんに何て言ったと思う?」
私はゆっくり首を左右に振った。
「お前のこと…飽きたって…。最初から遊びだったって…アイツはベッドに一緒にいた女を抱きながらそう言ったんだ…」
私は何も言えなかった。
先生のセフレでもいいと思ってた。
それだけ先生の事が好きだから。
でも、もし二宮くんのお姉さんの立場になったら…。



