「ホントのこと言おうと思う…」
クリスマスまであと20日。
美羽はクリスマス前と言ってた。
だからもしかしたら来週かもしれない。
明日かもしれない。
そんな短期間で彼氏を見つけるなんて無理だと思うから…。
「それでいいの?」
「だって…今から彼氏を見つけるなんて無理だから…」
「そうかなぁ?何なら翔哉(ショウヤ)に頼んであげよっか?」
「えっ…」
私は目を見開き紗智を見た。
紗智の言った"翔哉"とは、紗智の彼氏。
「いいよいいよ。自分で何とかするから…ありがとうね」
「そう?もし見つからなかったら言って?翔哉に頼んであげるから」
「うん…。ありがとう」
私はニッコリ笑って、サンドイッチを頬張った。



