【先生×生徒シリーズ】偽りの愛と真実の愛―先生と秘密の関係―



「で…香澄はどうしたいの?」



次の日の昼休み。


私の机で紗智と向かい合わせにランチ中。


紗智はお弁当。
私はコンビニのサンドイッチとおにぎり。


紗智に昨日の話をしたとこ。


玉子焼きをつつきながら、どうしたいのか聞かれた。


どうしたいんだろ…私…。



「うーん…どうしたいんだろ…」



私はサンドイッチを一口食べてから答えた。



「私が香澄にどうしたいのか聞いてんの!香澄?曖昧なことを言うのは香澄の悪い癖だよ」


「あ…ゴメン…」


「親友だから言ってんだよ!もう1回聞くけど…香澄はどうしたいわけ?」