「香澄?」
「ん?」
「これからのことなんだけどな…」
「……うん」
「3月いっぱいは学校に籍があることになってるから、4月から知り合いの塾で働こうと思ってる。それまで無職になるけど…いいか?生活は心配しなくてもいいからな。貯金もあるし退職金も多少は出るから」
「うん。了解!」
私は先生にニコッと微笑んだ。
「もうマンションの引き渡しは終わってるし鍵もあるから、明日から少しずつ荷物を運ぶか。あと…家具やカーテンとかも買いに行こうな」
「うん」
私は返事をして紅茶を飲んだ。
先生との生活。
ワクワクしちゃうよ。