「これからどうしようか?」


「私も行きたいとこあるんだけど…行ってもいい?」


「いいよ」



ショップを出た後に、先生と手を繋いで歩き出す。


私が入ったお店は紳士服のお店。


先生に何かクリスマスプレゼントをしたかったから。
でも宝石のような高いものは出来ないし…。
そう考えた時に思いついたのが仕事で使えるものだった。



「先生にもクリスマスプレゼント」


「俺はいいよ」


「私が先生にプレゼントしたいから」



そう言って、先生の手を引っ張る。


さっきと逆だね。


まだ学生の身だから高いものは買ってあげれないけど…。


私はネクタイ売り場に行った。


いろんな色や模様のネクタイ。


どれが先生に似合うんだろう。