先生にアパートに寄ってもらって服に着替えた。
それから私たちは車を駅の地下駐車場に止めた。
雪だというのに駐車場は車でいっぱい。
休日の人がたくさん溢れてる街を先生と堂々と歩く。
普通ならあり得ないこと。
先生の右手が私の左手をギュッと握る。
そして繋いだ手の指をお互い絡めた。
時々、チラチラと先生を見上げる。
私服姿の先生もカッコイイ。
スラリと長い足にジーンズがよく似合ってる。
すれ違う人の中で振り返る人もいる。
先生はそれだけカッコイイんだ。
「携帯ショップ行こうか?」
「うん」
私たちは駅前にある携帯ショップに入った。



