次の日の朝。


雪が見事に積もり、ホワイトクリスマスになった。



「雪だぁ!」



リビングの窓から外を見てはしゃいでいる私を見て先生が笑ってる。



「雪が珍しいか?」



先生が隣に来て、同じように外を見ながら言った。



「何かワクワクする」


「子供だな」



先生が私の頭を撫でると、鼻で笑いながらソファーに座った。



「香澄?」


「ん?」



私は窓の外を見たまま返事をした。



「今日さぁ…どっか行こうか?」


「えっ?」



振り返り先生を見る。



「クリスマスだし…デートしよ?」



先生が照れたように笑う。



「うん!」



先生との初デート。
しかも今日はクリスマスイブ。
ドキドキワクワクしちゃうよ。


でも…。