「信じてもらえないなら…それでいい…」 先生が私を見つめたまま言った。 蛇に睨まれた蛙のように動けない私。 「俺は…今まで女を玩具のように扱ってきた…。都合いいように使って…抱いてる時も愛なんてなかった。自分の性欲さえ満たされればそれで良かった。飽きたら捨てることも平気でしてた。そういうことをしても罪悪感なんてなかったんだ…。最初は佐渡に対してもそうだった…でもな…」 でも…何? 先生は一呼吸置いて再び口を開いた。