「その代わり…何だよ?」
俺はソファーに座り直した。
「この写真を学校の掲示板に貼り付けるから。それでも良かったら勝手にすれば?」
葉山が1枚の写真をテーブルの上に乱暴に置いた。
その写真は、俺の車から佐渡が降りるところを撮ったものだった。
こんな写真いつ撮ったんだ…。
それは佐渡が俺の車から降りるところを撮ったものだった。
学校に送られた写真は皆で計画して、翔哉が撮ったのはわかっていた。。
この写真のことは何も聞いてない。
撮られたのも気付かなかった…。
「これ…誰が…」
「俺だよ」
翔哉が笑いながら言った。
「どうして…?」
「たまたまアパートの近くを通ってさぁ。そしたら瑠依の車から佐渡香澄が降りるのが見えたから」
「役に立ったね」
葉山が翔哉に微笑む。
「だな」
翔哉も葉山に微笑む。



