出来たお粥をお茶碗によそい、冷蔵庫にあった梅干を小皿に入れて、それをトレーに乗せて寝室に行った。



「先生…お粥出来ましたよ」



私はサイドテーブルにお粥が乗ったトレーを置いた。



「ありがとう…」



先生が体を起こす。


私は先生にお茶碗とレンゲを渡した。



「旨い…」


「良かった」



私は笑顔で先生を見た。



食べ終わったお茶碗をトレーに乗せて、私は寝室を出た。