彼女が二十歳まで生きられない。 それほどまでに重い病気なのに気付けなかった。 それが無力で仕方が無い。 自分を責めた。 「…うっ、星…星…」 名前を呼ぶが彼女はいない。 隣にはいつもいたのに。 今はいない。 寂しくて切なくなる。 だから、涙が止まらない。 彼女を護れる力が欲しい。 だけど無力が自分。