一刻も早く星の元へ行って、姿を確認したかった。


無事な姿を見たかった。


病院に到着してすぐに星の元へ行きたかった。


「星は…色恋星は何処ですか!!」

「色恋さんの御家族の方ですか!ご両親に連絡がとれなくて」

「すぐに星の元へ行かせてください」


息を切らしながら彗は叫んだ。


ナースの人もその焦り方は尋常ではないと思い、すぐに案内をした。


場所にたどり着いて見た光景は悲惨なものだった。


呼吸器をつけられて、医者達が慌しく星に何かをしている。


只事では済まない状況と言うのがそれだけですぐに理解できた。