「…今、なんて?」


きっかけは一本の電話だった。


星は用事があって、彗は一人で家に帰った。


両親は仕事でいない。


そして、あの電話が掛かってきた。


「星が…倒れた…」


すぐに病院へ向って走り出した。


そんな素振りは全くなかったのに。


なのに、この知らせ。


傍にいなかった時に起きた出来事なだけに、不安で仕方が無い。