それから彗は1年で起きた事を語り始めた。 何があって、どんな事をしたのか。 沢山沢山想い出を語った。 「僕ね、去年は言えなかったんだけど、好きな人が出来たんだ」 去年は言い難かった事を彗は口にした。 誰も好きにならないと思ったのに、姫に出会って何かが判りだした。 「笑顔がね星によく似てる可愛い子だよ」 その笑顔を初めて見た時、君と彼女が被ったんだ。 優しくて癒される笑顔。 いつの間にか好きになっていた。