しばらくして、そこに緑がやって来た。 かなり眠そうな顔をしている。 「誰だ?今出てったの」 「彗ですよ~」 今だ姫は寝ぼけている様子。 寝ぼけている姫は天然度が倍増。 「…そっか。今日は」 緑はそれを聞いて昨日の事を思い出した。 双子の命日だから学校を休む。 そんな素振りは今迄見せた事がなかったのに。