ニッコリ笑顔で微笑んだ。 その微笑みは太陽の様に眩しく輝いて見えた。 それと同時に胸の高鳴りが増す。 (何だろう…胸がドキドキして顔も熱くなってる) 「早く帰ろう」 不意に彗の手を握って星は走り出した。 思わず顔がゆるみ微笑んだ。 そんな事を気にせず星は走るのを止めない。 足が縺れ転びそうになる。 けれど、この結ばれた手が心地よかった。