「ふた、ご?」

「うん」


彗は携帯をカチャカチャと操作しだして、何かを姫達に見せた。


それは写真。


彗と彗にソックリな金髪の女の子。


その姿は、まるで歌手の彗。


「色恋 星。歌手である僕のモデルだよ」


あの姿は星をモデルにされたもの。


だから、此処までソックリだったのだろう。


その人そのものをした姿。


「女装は僕を莫迦にした奴を見返す為。歌手は星の夢だったから」


女装をして歌手になった理由。