――――― 目が覚めるとそこはいつも通りの天井。 (懐かしい夢を見たなぁ…) ベットからむくりと起き上がり外を見た。 青空が広がっている。 生きている理由が分からなかったあの頃。 今では生きている理由がちゃんとある。 凪斗は微笑みながら鍵を見つめた。 握り締めて部屋を出て行った。