「すご…」 思わず緑はそう呟いた。 それしか出てこないはず。 妹の為に頑張って今や人気ブランド会社。 「王子ィィィイイッ!!」 その時、何処からか大声が聞こえた。 そして凄まじい勢いで走ってくる女性がいた。 女性はまっすぐに王子の元に来て跳び蹴りをした。 反動で吹っ飛ばされる。 仁王立ちで倒れる王子を見る。 「ち…千景」