stage30 ナフィードと凪斗







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イタリア


大きくて立派な建物。


そこには黒い服装で物騒な男達が出入りしてた。


一般の人が関わるべき場所ではない。


そんな処に小さな子供がいた。


「ナフィード様!そちらには行ってはいけません」

「何処に行こうが俺の勝手だろ!下っ端風情が俺に指図しんじゃねーよ」


この小さな子が口にするとは思えないほどの口調だった。


目付きも子供がするものではない。


注意をした男は黙り込んでしまう。


すぐの目付きは幼い子供の目に戻った。


それを見て男は恐怖を覚える。


大きくなったらこの子供はどれだけ危険な存在になるのだろうと。