四葉寮


広場にはDクラスの面々が集まっていた。


「何で自分を凪斗先輩は選んだんでしょう」

「あの人よく分かんないからねー」


彗は椅子に座りギーギーと動く。


ナゾが多いのは凪斗自身。


何を考えているかも分からない。


神出鬼没。


だけど3年最強。


「凪斗のとって学園長が絶対。あの人が有利になる選択しかしないのさ」


煌紅が雑誌をめくりながら言う。


「確かにいつもそうスけど…何でそこまで」


緑には理由が判らなかった。


学園長が皆を此処に集めた人であるのは知ってるし感謝もしてる。


だけど、あの人の為なら何でも出来るとはいえない。