寂しそうな顔になる真冬。 そんな真冬の頭を優しく撫でた。 「なるべく電話するから」 「無理をしすぎては駄目ですよ。仕事を抱え込んでいると聞きました」 このままでは過労で倒れるかも知れない。 そうなれば芸能界を休み事になる。 仕事のしすぎは体を壊す。 それを恐れているのだろう。 「大丈夫。俺は約束したからさ」 そう言いながら真白は微笑んだ。 けど、不安はなくならない。 大きくなるばかりだった。