寮に着き何かを考え込んだ。 その時、ドアが開き出てきたのは姫。 「何が御用ですか?」 見知らぬ者が寮の前にいたので話しかけた。 姫の顔を見て少し驚いた表情になっている。 理由が判らなく姫は首を傾げる。 「如何かなさいま…」 言葉が途切れた。 目を丸く見開いて驚きを隠せない。 突然抱きしめられたからだった。 「なっ!何をするんですか」 流石の姫も相手を突き飛ばした。 「会いたかった…きぃちゃん」 「…えっ」 青年はサングラスを外した。 その顔に見覚えがあった。 俳優の本城真白。