仲間との出会いが機械に心を与えた。


プログラム起動の鍵は仲間。


何度も失敗を繰り返し漸く生まれた心。


「これからもリズムと仲良くして下さいね」

「当然です」

「俺達は仲間なんだからさ」


それを聞きにっこりと微笑んだ。


学園長はドールとキティの傍に行く。


「ドール、キティ。これで貴方達にも心を創ってあげられます」

「「心はマスターに既に貰ってます」」


護る為に心が現れる。


そして、その護るべき人は創り主。


「貴女がいるから人の心を知れる」

「更に強くなれる」

「…ありがとうございます。それでは、本来の仕事に戻って下さい」


頷いて二人は何処かへ消えた。


「あの二人は一体何をしているんですか?」

「オールマイティーに何でもこなしてくれます。教えたわけでもないのに…」


全ては護る為。


大切な者を。


創り上げたアンドロイド四体全てに心がある。