緑の言葉に皆は頷いた。 そして、男の元へ向うべく出て行った。 一気に人が少なくなった。 今いるのは、姫と彗だけ。 「ん…」 走る音で目を覚ます姫。 彗も目を覚まして目を擦った。 「はれ?皆さんいないですよ~」 「本当だね。何か、外が騒がしいから行ってみる?」 「そうしましょうか」 寝ぼけている。 この騒動が起こった張本人なのに。 彗は立ち上がると体を伸ばした。 2人は静かに外へ向って歩き出す。