「「我等をこの世に生み出してくれたから」」 二人の答えは同じ。 そして、クラウンに似ていた。 生み出してくれたから命を懸けて尽くす。 心がないアンドロイド。 如何してそこまで出来ようか。 「それでも自分には理解、出来ません」 姫は下を俯きながら呟く。 創ってくれたから護る。 誰かの為に命を張るのは凄い事だが何かが違う感じがした。 「理解してもらおうとは思わない」 キティは静かな口調で言う。 他人に理解してもらう必要などない。 そう言っているかの様だった。